
①事業目的
人口減少の進行による地域課題が多様化しているにもかかわらず、高齢化に伴う担い手不足により、NPO活動や地域のコミュニティが果たしてきた機能の低下が懸念。
全国では、ここ数年、休眠預金活用法の成立や、資金を地域に提供するコミュニティ財団の
設立など、資金循環に関わる環境の大きな変化を迎えているが、山形県では、休眠預金など
の活用がされておらず、せっかくの機会を逃しているのが現状だ。山形県内のさまざまな
潜在的な可能性を活かせる人材育成と、その人材を生
かすためにはどのような環境整備が必要であるのかに
ついて、参加者同士で意見交換のための共有するため
の円卓会議を実施した。
②内容
日時 2024年10月18日(金曜日)午後2時から午後4時
場所 山形市男女共同センターファーラ5階視聴覚室(山形県山形市城西町2丁目2−22)
③ファシリテーター 川北秀人氏 IIHOE〔人と組織と地球のための国際研究所〕代表
④参加者
<自治体>・山形県防災くらし安心部消費生活・地域安全課 県民活動・防災ボランティア支援室
<団体>
・鶴岡ナリワイプロジェクト
・Sukedachi Creative 庄内
・NPO法人 with優
・認定NPO法人やまがた育児サークルランド
・NPO法人やまごや 平向正包さん
・一般社団法人とらいあ 髙山 恵美子さん
・NPO法人エコ・リンクやまがた(企業)
<助成団体>
・一般社団法人ユヌス・ジャパン
・認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
<教育機関>
・山形大学 山形大学人文社会科学部 地域公共政策コース 松本邦彦さん
⑤成果と今後の展望
山形県内で活動する多様な団体が集まり、地域課題について話し合う円卓会議を開催した。。参加者からは、若者の参画を阻む風潮や資金不足など、様々な課題が挙げられた。一方で、公務員の副業やIT活用など、新しい地域貢献の可能性も示唆された。今後は、地域資源を有効活用し、外部資金も導入しながら、山形独自のコミュニティ財団設立を目指し、具体的な行動へと繋げていくことが期待される。